しつこいようですがもうすこしおつき合いいただきたく・・・

公演「そこにいた人たち」の舞台についてお話させてください。

舞台監督やってました真坂です。

表からは分からないマニアックな部分に焦点をあてます。

 

 

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まずこれが全体で、建て込むにあたり難しいところはいくつもある中でドアとカウンターをピックアップしてみます。

 

 

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まずコレがドアですが、分解されていると・・・

 

 

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こんな感じで、周りのパネルを組んだ後にドアをくっつけた状態のパネルを突っ込むのです。ドアのパネルは重いのに強度がでないので

運ぶのも苦労がありますが、一番の苦労は接続した後ちゃんと開閉するかどうかの調整が難易度が高く、それを想定して事前に丁寧に

作っておかないとあとで非常に苦労することになります。

建てつけの歪み、角度、ノブの穴が合うかどうか。自分は最重要なのは隙間だと思っています。

なぜかというと、枠とドア本体の隙間を空け過ぎず、しかし充分な隙間がないと干渉し合ってスムーズに開閉しないのです。

1センチぐらい隙間を作らないとだいたい干渉するのが常です。

 

 

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そんなデリケートな物なのでドアがある舞台はそこで難易度がちょっと上がります。

 

 

 

 

次はカウンター。

 

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取り付け段階。

 

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と、ここまでは普通ですが今回はカウンターのシンクであろう所からリアル水が出せることが難易度を上げています。

 

 

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裏からホースで水を引っ張ってくるという原始的な方法により実現!!

 

この人は美術を担当していた渡辺氏。

 

以上が今回の特殊な機構部分です、ぜひご家庭でお試しください。

 

 

最後に実際の三文オペラと舞台を並べてみましょう。

 

 

 

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舞台では観客席に対してなるべく見やすい配置をとったり、舞台照明が点いていたりしてますので感覚は違う部分も

ありますが結構な再現率だと思うんです。

そう思った方は渡辺氏を褒めてあげてください。

 

こんなメイキング動画も作ってみました。

 

それではまたお会いしましょう、SEE YOU!