CAST
店の中には8人の同級生と一人の客、店の従業員、玲子の10人。それぞれの自己紹介と近況報告。しかし、誰も栄子の事は思い出せない。栄子は卒業アルバムを皆に見せた。その時渋谷署の中川を名乗る男が訪ねてきた。クラスメイトの北島がクラス会の案内状を握りしめて死んでいたという。クラス会に来る途中、何者かに殺されたのだ。すっかりクラス会の雰囲気ではなくなってしまった。雪のひどくなる前にと帰り支度を始める人々に向かって、今ここを出る事は危険だという中川。
真一って変でしょ。
中国残留孤児の子供なんだって。
何年ぶりかしらね、25年かな。
すいません、今夜貸切なんです。
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花 |
星 |
月 |
| 笠井優子(スナックあなぐら、ママ) |
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名和慶子 |
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| 谷口妙子(旧姓)磯辺 |
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宮下良子 |
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| 勅使河原ミキ(旧姓)小林 |
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加藤京子 |
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| 石川栄子 |
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福嶋久美子 |
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| 岡田和子(旧姓)内山 |
森光純子 |
錦毬子 |
山村進子 |
| 秦野公男 |
山口充 |
仁志初 |
村田芳幸 |
| 千葉正子(旧姓)室井 |
塩見文 |
大西智子 |
塩見文/大西智子 |
| 新谷梅子 |
木千穂 |
茶木珠美 |
矢田千香子 |
| 中川 |
小室努 |
山元純 |
真坂友和 |
| 譲治(チーフ) |
岩田安宣 |
広瀬法之 |
渡邉光一 |
| 菱田玲子 |
八神みゆき |
菅野光子 |
牧野貴子 |
| 純子(となりのママ) |
山田明日香 |
木村友美 |
つたいめぐみ |
| 真一(サザンクロス) |
峰村寿彦 |
今泉竜也 |
田村健亮 |
| 飯島幸吉 |
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中田浩二 |
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狙われるのは妙子さんでしょう。
真一を逮捕して!
一夜が明け、雪もすっかり止んだようだ。なぜか地下街のドアが開いている。自宅に帰る事を許されたクラスメイト達はそれぞれ帰宅の途についた。店には中川が一人。そこに飯島と死んだはずの栄子が戻ってくる。どうやら、3人で仕組んだ芝居だったらしい。孝子の弟は中川で25年前の事件を告発したのだ。そこにママ、優子が戻ってきた。3人の話を立ち聞きしていたという。差別された孝子の弟として私たちを告発したあなたが、真一を見る目は差別ではないのか?と、問ただす優子。飯島は当時、事件を担当していた刑事だった。事件の真相を知りたくて、この計画に参加したという。「人の心の中の差別なんて、いったい誰が、裁けるのかね」そういい残して店を出る飯島。一人残される優子、煙草に火をつける。
ママの顔が見たくて通ってくる
常連の一人でいたかったよ。
飯島さん、あなた誰なの。
秦野さんを刺したのはミキさん、
あなたの可能性が強い。
いきなり背中からやられた!
私の責任で外に運びましょう。
お水っ。
おい、しっかりしろ!
皆さんのお名前とご住所、
ご職業をお願いします。
北島さんの死体が発見されました。
渋谷署の中川と申します。
右上隅にはめられているのが私
あらすじ
〜二十五年目の殺人〜
「人の心に棲む“差別”という生き物を一体誰が裁けるのでしょうか?」
遠い過去から問いかける哀しい声が引き起こす雪の夜の惨劇。
何故、北島と栄子が殺されたのか?中川は案内状の追伸、『孝子を記念して』という一文にこだわっていた。ここに集められた9人に共通するものは何なのか?追求を始める中川。そんな中、地下街の様子を見に店の外に出た秦野が何者かに襲われた。犯人はこの建物の中に居る。皆さんは揃って殺人の容疑者であり、また犯人は皆さん全員を狙っているのかもしれない。追い詰められたクラスメイト達は過去の事件を話し始める。卒業アルバムに写真の載っていない子供が孝子であること。みんなからいじめられていたということ。それを先生は黙認していたということ。ここに集められた人たちが孝子を縛って学校の裏庭に一晩放置し、孝子が死んだこと。弟がいたこと。クラスメイト達は真一を弟だと思い込み、真一が復讐をしているのだと、主張する。
雪はひどくなってきたようだが、クラスメイト達は次々にやって来た。ラジオでは交通マヒの恐れを伝えている。早く始めて早めに切り上げようという話が出たが、呼びかけ人の清水先生が到着していない。すると栄子が、清水先生が既に亡くなっていることを告げた。では、一体誰が呼びかけ人なのか?不安な空気に包まれる店内。スナック“サザンクロス”のチーフ真一が差し入れのジンと地下街の鍵を持って店に来た。営業しているのはこの店だけだ。クラス会が始まった。
スナック“あなぐら”では、ママ優子の中学校のクラス会の準備中。そこに常連客、飯島が女性を伴い来店した。一旦は断ったが、クラス会の始まる時間までという約束で、飲み始める。ラジオの天気予報では、今夜は大雪になるという。クラスメイトのミキ、和子が来店した。クラブ四季のママは今夜は閉店にすることにしたと言う。開始時間の7時半が近づいたが、まだ3人しか集まっていない。と、突然、飯島の連れの女性が、自分もクラスメイトだと言い出した。思い出すことが出来ない3人。
作/野上 卓 演出/中田 浩二
2001年10月17日(水)〜21日(日)
中野/ザ・ポケット
誰かが帰り道であなた方を狙っているかもしれない。それぞれの住まいはバラバラで、送り届ける事も出来ない。天候の回復を待つのが得策だと。地下街の入り口の鍵を中川が閉め、密室状態になった店で差し入れのジンを飲んだ栄子が突然苦しみだし、そのまま倒れた。救急車を呼ぼうとするが、電話機が壊れている。携帯も通じない。看護婦の梅子も確認し栄子は青酸化合物によって毒殺された可能性が出てきた。そして栄子の死体は店の外へと運び出された。
25年振りの再会に、乾杯!
これ、差し入れ。鍵、お願いします。
皆様、お久し振りでございます。