魔と怨の伝説
作・演出/藤田 傳
櫂の航跡に戻る
冒頭陳述要旨
殺人及び傷害。
罪名罪状
第一、尊属殺人につき刑法200条
第二、傷害につき刑法204条
静寂な法廷の中に下北半島の風が運ぶ
魔と怨の伝説・・・
−あらすじ−
 誰よりも父親らしく幸せの鏡を演じ、自分の人生を捨て、ただひたすらに愛する息子のために生きてきた男、於久武一郎は、息子・市三の就職内定の祝賀会終了後、卓上の果物ナイフでその市三を刺し殺した。
 武一郎はこの殺害の動機を”恐ろしい衝撃が胸の中を走り抜ける様であった”と自らの供述書に述べている。  この”恐ろしい衝撃”とは一体何なのか。
 弁護人、検事等の激しい対立の最中、ある老人が現れる。それは、於久武一郎の実の父親である大里芳造であった。彼の証言から、武一郎の出生の地、下北半島・物見崎に伝わる因習の中にこの事件を解明する糸口が・・・・
1980年5月
渋谷東邦生命ホール

出演
中田浩二・兼本新吾・
名和慶子・市田章子 他